不動産の専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「不動産」を担当しております 川井 輝久 です。
宜しくお願いいたします。
家の購入時に、地震について多くの方が心配されています。
地震についてまず考えるところは地盤についてです。関東一円は関東ローム層が広がり、決して地盤が良いという地域ではありませんが、それでも場所により地耐力は異なります。注文住宅として家を建てる場合であれば、着工前に必ず地質調査をする必要があります。もちろん建売住宅の場合も、地質調査が行われていますが、調査機関によって基準が異なる場合もありますので、購入前に地質に対する見解を確認することが大切だと思います。
また、液状化現象については、その土地の過去の歴史から危険度合いを想定することもできます。その土地が昔、河川や沼地であったならば注意が必要だと思います。確認方法としては、販売業者への確認、市役所などでハザードマップ、液状化マップなどを確認する方法が考えられます。
中古住宅を購入する場合の注意事項としては、1981年(S56)以前に建てられた旧耐震基準の住宅です。実際に阪神・淡路大震災時の家の倒壊については、旧耐震基準の住宅に集中して被害が及んでいます。
住宅そのものの話ではありませんが、住宅購入の際にはその地域の避難場所を確認しておくことも必要です。避難場所の確認だけではなく、避難場所へのルートも確認しておきましょう。
以上ご参考になれば幸いです。