ローンの専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「住宅ローン・アパートローン」を担当しております 中村 諭 です。
宜しくお願いいたします。
さて、住宅ローンの専門家の立場から回答させて戴きます。
建築費が幾らになるか分かりませんが、仮に1000万円とすると、次のような選択肢があろうかと思います。
① 手元資金500万円で現在のローンを返済して、新たに1000万円の「住宅ローン」を組む
② 手元資金500万円は建築資金に廻し、現在のローンがある銀行で、新たに500万円の「リフォームローン」を組む
③ 手元資金500万円は建築資金に廻し、現在のローンと合わせて、新たに1000万円の「住宅ローン」を他の銀行に借り換える
④ 手元資金500万円は手を付けず、現在のローンと合わせて、新たに1500万円の「住宅ローン」を他の銀行に借換える
私は、できるだけ手元資金は置いておき、現在のローン残高に新たな建築費を加えて、1500万円で新しい銀行に借換えの交渉をする④をお勧め致します。 理由はいくつかありますが、
(1)建築の予算は余裕を持っておいた方が良いこと
(2)リフォームローンよりも住宅ローンの方が金利が低いこと
(3)手元資金がある方が、銀行との交渉の際に有利になること
(4)建築終了後に手元資金に余裕があれば、繰上げ返済をすればよいこと。等が上げられます。
あとは、どこの銀行で、どのようなローンの組み方をして、どのように交渉するかですね。
以上ご参考になれば幸いです。