こんにちは。
聞いてみてよかった!
松戸のくらしのプロ集団『すまいるファミリー』です。
今回のメルマガ担当は、建築・リフォーム担当の中村です。
謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中はお世話になりありがとうございました。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
【今回はこのシーズンにおくお問い合わせいただく給湯器の豆知識です】
エコキュートとエコジョーズ、どっちがおトク!?
お風呂の湯沸かし、食器洗浄や手洗いなど、生活のさまざまなシーンで給湯器が欠かせません。給湯器の選び方によって光熱費もさまざまです。ここでは、給湯器の中でも人気の高いエコキュートとエコジョーズを比較しながら、両者のメリットやデメリットを紹介します。また、設置後のランニングコストについても抜かりなく確認しておきましょう。
給湯器選びのポイントは使いやすさとコストのバランスがポイント
日々の暮らしの中で、給湯器を使用する場面は意外と多いものです。ライフスタイルに合った給湯器の選びができると、結果的に多くのメリットを得ることができます。さらに、低コストであればいうことありません。
そこで、給湯器選びの基本となるのは、家族構成やライフスタイルを考慮して、給湯器のメリットとデメリットをしっかりと比較することです。新たに設置すれば初期費用が必要となり、たとえ導入効果のメリットが受けられても、トータルコストで恩恵を受けられるのはかなり先でしょう。
10年前後の先まで見すえながら、メンテナンス費用や修理代金などの追加費用も踏まえれば、満足度の高い給湯器を見つけることができます。
■エコキュート
エコキュートは電気を使う給湯器の一つです。また、エコキュートと従来の電気でお湯を沸かす電気温水器の違いは空気の熱の使用する点なのです。
従来の電気温水器は水を貯めたタンクを電気ヒーターで加熱してお湯を沸かす仕組み。しかし、ヒーターでお湯を沸かすには電気代もかかるため、非効率的という批判もあるのです。
一方で、エコキュートは空気の熱を使ってお湯を沸かす仕組み。エコキュートに採用されているのは「ヒートポンプユニット」というエアコンと同じ仕組みです。簡単に言えば、空気を圧縮することで高温の空気を作り、その空気が持つ熱を「水熱交換器」で水に移し替えることでお湯を沸かしています。
空気を圧縮すると、全体の体積が減ったのに熱は逃げられないため、空気の温度が上昇するということになるのです。この仕組みを上手に活用しているのがエコキュート。つまり、外の気温が高ければ、それだけ空気を圧縮したときの温度も高くなって効率的にお湯を沸かせるようになるのです。
要するに、電気温水器は電気の力だけでお湯を沸かしていますが、エコキュートは空気の熱を使ってお湯を沸かしています。もちろん、ヒートポンプユニットなどには電気が使われますが、それでも電気だけでお湯を沸かすよりも光熱費は節約できるのです。
■エコジョーズ
エコジョーズはガスを使うガス給湯器の一つです。また、エコジョーズと従来のガス給湯器の違いは、お湯を沸かすときに排出する熱の量。
従来のガス給湯器では水が通る配管をガスバーナーで加熱してお湯を沸かしています。しかし、細い配管を加熱しているため、バーナーの熱が配管の周りまで加熱してしまっている仕組みでもあるのです。つまり、従来のガス給湯器はお湯を沸かす以外にも熱が出てしまい、多くの熱が無駄になっていました。
一方で、エコジョーズは、従来のガス給湯器で無駄になっていた熱を回収する仕組みが備わっている給湯システム。従来のガス給湯器が無駄にしていた熱は約200度もあり、その熱が排出される前に水の加熱に使う仕組みをエコジョーズは取り入れているのです。
具体的には、水道から引き込んだ配管をガスバーナーで加熱してお湯を沸かす前に、排出されるはずの約200度の熱の中に一度通しておくことで、水を温めておくという仕組みがエコジョーズにはあるのです。つまり、エコジョーズでは従来のガス給湯器で無駄になっていた熱がお湯を沸かす前の水を加熱するために使われることになり、ガスバーナーによる加熱時間を短くすることができます。これにより、エコジョーズのガスの使用量が減少。光熱費が節約できる仕組みになっています。
従来のガス給湯器で無駄にしていた熱は「潜熱」と呼ばれていて、エコジョーズは潜熱を回収して使うことから潜熱回収型ガス給湯器とも呼ばれます。また、エコジョーズの熱効率は、従来のガス給湯器と比較して15%もアップ。高効率のガス給湯器と言えます。
◆エコキュートとエコジョーズの違い
エコキュートとエコジョーズはまったく異なる商品です。しかし、理想の使い方をできるだけ具体化することで、商品の持つデメリットが感じなくなったりメリットを感じられたりすることでしょう。
また、使用する燃料が違うのが大きな点と 給湯器は状況によって設置が困難な場合や稼動する際の振動が気になることもありますので注意が必要になります。
更にエコキュートとエコジョーズの違いを一覧で比較
比較ポイント | エコキュート | エコジョーズ |
燃料 | 電気 | ガス |
導入費用(工事費込み・給湯専用を含む) | 約250,000円~ | 約74,000円~ |
ランニングコスト | 安い | 高い |
安全性 | 火を使わないので安全 | 不完全燃焼のおそれがある |
設置場所 | 広めのスペースが必要 貯湯タンクが大きい | スペースは狭くても良い ドレン配管の設置が必要 |
耐用年数(寿命) | 約10~15年 | 約10年程度 |
使える湯量 | 貯湯タンクの量だけ | 制限なし |
水圧 | 少し弱め | 水道と同等 |
そのほか | お湯の飲用不可 非常時にお湯が使える 低周波騒音が問題 | お湯の飲用可能 ガス代がそこまで安くならない |
エコジョーズとエコキュートの違いを比較するときの大きなポイントは、導入費用とランニングコスト。導入費用はエコキュートのほうが高いのですが、ランニングコストはエコキュートのほうがエコジョーズよりも安いのが一般的です。ガス代や電気代は地域差がありますが、その差を含めてもエコキュートのランニングコストのほうが安いと言えます。
また、エコジョーズとエコキュートの違いを比較するときは、使える湯量も大きなポイント。エコジョーズは水道から供給される水をそのまま沸かして給湯するため、水道が断水などにならない限りはお湯切れになることはありません。一方で、エコキュートは貯湯タンクに沸かしたお湯を貯めているので、そのお湯がなくなればそれまでしか使えません。もう一度沸かす必要があるのです。
さらにポイントになるのが、エコジョーズは意外とガス代の節約にならないという点。エコキュートの場合、電気温水器などからエコキュートに交換すると、電気代はおよそ3分の1。明らかに光熱費の節約になるのです。
しかし、エコジョーズの場合は給湯費用が安くなるものの、ガス代はひと月で数百円から数千円の節約になる程度。年間でも2万円もガス代が安くなれば良いとされているのです。
このようなエコジョーズとエコキュートの違いを頭に入れて、どちらの給湯システムが良いのかを選ぶようにしてください。
◆まとめ
家族構成や使用頻度によっても異なることがわかっていただけましたでしょうか?
前評判で釣られて選ぶのではなく、いつ使うのか、どの位使うのか、何人で使うのかによって大きく変化します。
ガス給湯器の故障は水が冷たくなる冬場に多く発生するので早めの判断をお勧めします。
是非参考にしてください。
~中村 寧のプロフィール~
材木屋の長男として生まれ育つ
10歳の頃より父の会社を継ぐことを志す
学生時代は勉強と言うよりスポーツと遊びに明け暮れる
平成5年に社会へ出て5年間サラリーマン時代を過ごす
平成10年に株式会社大功へ入社
株式会社大功では材木を中心に建築資材販売を営みながら
リフォーム事業に進出する
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