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中学生でもわかる税金の話~ふるさと納税~

今さら聞けないふるさと納税。中学生なら聞けるかも!?
美男
田中先生!今日はふるさと納税について教えてください!
田中(税金)
なかなかお母さんが出てこないねぇ。
美男
気候の変化についていけなくてダウンしてます。次は来られるかなぁ?
ふるさと納税がどうとかって言ってました。
田中(税金)
もう年末だからね。やるなら早めに検討しないと。
美男
ふるさと納税って、地方への寄付ですよね?
返礼品を貰えるみたいだけど、お金を払わなきゃいけないのになぜ皆やるんですか?
田中(税金)
去年、お母さんも聞いてたなぁ…。
ふるさと納税をすると、ほぼ同額の税金が控除されるんだよ。
つまり自分の税金がほとんど変わらないのにお礼がもらえるってこと。
美男
控除…?税金が変わらないって…?
田中(税金)
例えば、〇県□市にふるさと納税として6万円払ったとするでしょ。
そうすると、翌年の税金から5万8千円が控除される。差額の2千円は自己負担分。
寄付した分は翌年の税金から控除されるから、翌年の税金が5万8千円低くなるの。
寄付した市町村が返礼品を用意している場合は、その品も貰えるってわけです。
美男
つまり、こういうこと…?

 

作成:美男

田中(税金)
おぉっ、頑張ったね、美男くん!
この返礼品がもし6万円相当だとしたら、手数料2千円で6万相当の品を貰ることになるんだよ。
美男
えっ!?そうなんですか?じゃあ、バンバンやった方がお得じゃないですか!
田中(税金)
だけど控除される金額には上限があって、サラリーマンの場合は給与収入によって
上限額が決まってくるから注意が必要だよ。
また、最近はあまり高額な返礼品は本来の意図から外れるとして見直されています。
美男
そういえばテレビでやってました。
ふるさと納税先を被災地や支援目的を持つNPO法人にして、返礼品は一切求めない人たちも増えてるって。
田中(税金)
ふるさと納税は本来は寄付を通じて地域の人を応援する制度だからね。
応援する気持ちを大切に、上手に活用したいものです。
あ、あと、幾つか注意点があるからね。

・ワンストップ特例制度を利用しよう!

ふるさと納税について、自分で確定申告をしなくても市町村が代行する制度です。
ふるさと納税を申し込むときはチェックするのを忘れずに!

・医療費控除等で確定申告を出した場合:

確定申告は最後の意思表示。確定申告をするとワンストップ特例制度の申請が自動的に無効になります。
この場合はふるさと納税のことを忘れずに記載しましょう。
(忘れても申告のし直しは可能…だけど手間がかかるからね(^^;)

・納税していない人は減税対象外:

ふるさと納税は「所得税と住民税が減税される」仕組みなので、収入の無い(税を払っていない)人が申し込んでも減税対象にはなりません。
専業主婦の方はウッカリ自分の名前を使わないように気をつけて!

美男
うち、去年はお米が貰える市に納税してたけど、今年はどうするのかなぁ?
田中(税金)
年末に向けて、あと幾らまでふるさと納税ができるのか気になる人もいるよね。
良いサイトを見つけたからメルマガでも紹介しました。そちらも参考にしてね!

 

個人の所得税について~年末に向けて~【税金】第371回メルマガ

 

担当の専門家:田中 敏文(税金)

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