建築・リフォームの専門家からの回答
ご相談者様はじめまして。専門分野「建築・リフォーム」を担当しております 中村 寧 です。
宜しくお願いいたします。
築33年と言う事ですので建築基準法の視点から見ますと正直、色々と不安材料がある事と思われます。
しかし20年前に購入されていますのでその際にリフォームをされたのでしょうか?
もしリフォームをされたのであればどの辺りの工事をされましたでしょうか?
と言いますのも住宅リフォームのポイントとしましてキッチンやお風呂などの箇所をリフォームされる方はとても多く居られます。
生活をして行く上で毎日、使用されますから綺麗にしたいものです。
これは間違えではありません。
お金もこの様な水廻り器機に使う方が多いのが現状です。
ただ、この様に水廻り器機にお金を使い、基礎や構造材(見えない箇所)へお金を使わないケースが見られます。
これは私達、専門家としましてとても怖い事です。
分かりやすい資料を下記に掲載します。
【参考資料】
前項の阪神大震災の結果からもわかるように、古い時代の建物ほど地震に対する法規が脆弱でした。それは、建物の耐震性などを規定している 建築基準法が実は地震被害を受けるたびに改訂され、今日に至っている歴史があります。
基礎を例に取れば、終戦直後は無筋の基礎でも良く、鉄筋入りの基礎が施工され始めたのは住宅金融公庫が指定し始めた昭和55年頃からで、 当時はまだ法制化されておらず、建築基準法として鉄筋コンクリートの基礎が法制化されたのは、実は平成12年というつい最近のことなのです。 また、木造の耐震性を決める必要壁量の推移も時代と共に変わってきています。
つまり、新幹線技術や超高層建築といった華々しい部分の技術革新はなされていても、庶民の財産を守る部分では実に脆弱な法体系が残っていた という歴史があります。
以上ご参考になれば幸いです。