こんにちは。
聞いてみてよかった!
松戸のくらしのプロ集団『すまいるファミリー』です。
今回のメルマガ担当は、建築・リフォーム担当の大野です。
今年に入り、早いもので一ヶ月となります。冬も本番となって
いますが、お体にお変わりはないでしょうか。
厳しい寒さは続きますが、寒さに負けず過して参りましょう。
【電気の見える化 HEMS】
今回はいま住宅業界で注目されている節電システム、HEMSに
ついてお話しいたします。
さてHEMSとは一体何を意味するのでしょう?
「Home Energy Management System
(ホーム・エネルギーマネージメントシステム)」
という名の通り、家庭内の家電機器の電力消費量を表示し、
遠隔的に運転制御するシステムのことです。
例えば「電力消費のデータを収集して、電力の利用状況のリポート
や省エネのためのアドバイスをしてくれる(=表示)」製品や「人感
センサー等で電源のオン・オフを自動的に行ったり、生活パターンを
学習して自動的に消費電力の最適化を行ったりする(=制御)」
家電製品などを指しています。簡単には、
電気の見える化=表示・電気の最適化=制御(システム)
ということになります。
とりわけ前者の、家庭内でのエネルギー使用量の「見える化」には、
省エネ意識を高め行動することで、実際に10%前後の省エネ促進
効果があるとされています。
また、今後発売されるスマート家電などと組み合わせることにより、
家庭内での過度な電力消費を自動的に抑えることが
出来ます。
例えば、エアコンを運転中にIHクッキングヒーターや
電子レンジなどの消費電力の大きな家電を使用した場合、
契約電力が小さい場合には当然ブレーカが落ちてしまいます。
そんな時でもHEMSによって制御された家なら、”エアコン
を自動的にオフにする”というようなことが可能です。
また、家庭内に蓄電池(EV=電気自動車のバッテリーでも
可能)があれば、不足した電気を補助することも可能です。
東日本大震災以降は、災害後あるいは災害に伴う電力不足への
対応策として注目が集まっています。
“スマートハウス”と呼ばれる”HEMSを備えた戸建て住宅や
マンション”には、多くのハウスメーカーが参入しており、
売れ行きも好調のようです。
10万円前後の金額でリフォーム工事として後付けも可能で、
数時間の工事で済ませる事が出来ます。
ただし、リフォームではデータ閲覧のみとなります。
(対応する商品であれば自動制御なども行えます)
政府は2030年までに、全ての住まいにHEMSを設置する
ことを目指しているとのことです。
HEMSとスマートメーター(電力会社の通信機能付き電力計)を
接続することで
“スマートグリッド、更にはスマートシティ”を実現しようという
動きも活発化しています。
今後はより一層HEMS関連の製品の開発が加速されるのではないで
しょうか。
そうした流れに遅れないよう、必要な知識を身に付けて今後の生活に
役立てていきたいものです。
~大野和隆プロフィール~
出身地 千葉県
建築にまつわる仕事をしてから20年が経過しました。
中でもタイル、キッチンに関する事が大好きです。
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