こんにちは。
聞いてみてよかった!
松戸のくらしのプロ集団『すまいるファミリー』です。
『住宅ローンの金利が上がるかも知れない』
このところ、そのように感じています。
理由は「景気がよくなるから」とか「国債が暴落するから」といった、外的要因ではなく銀行内部の問題です。
某大手銀行のHPによると住宅ローン金利は次のような感じです。(2012年5月)
① 銀行の住宅ローン店頭金利 ・・・ 2.475%
② 実際に契約した人の金利 ・・・ 0.875%(最優遇の場合)
ちなみに、
③ 日銀公定歩合は現在 ・・・ 0.00%~0.10%
でも、これらの金利って「5年前はどうだったか?」気になったので調べてみました。
①´ 銀行の住宅ローン店頭金利 ・・・ 2.625%(現在は2.475%)
②´ 実際に契約した人の金利 ・・・ 1.875%(現在は0.875%)
③´ 日銀公定歩合 ・・・ 0.500%(現在は0.100%)
※ 実際に契約した人の金利は、最優遇金利の適用を受け変動金利で組んだ方。
この5年間でそれぞれ金利は下がっていますね。
①-①´ 銀行の住宅ローン店頭金利・・・▲0.150%
②-②´ 実際に契約した人の金利 ・・・▲1.000%
③-③´ 日銀公定歩合 ・・・▲0.400%
5年前と比べて、「店頭金利 ①」や「公定歩合 ③」以上に「契約金利 ②」が明らかに下がっていますよね。
さらに、「店頭金利 ① 」と「契約金利 ② 」との差は優遇金利といいますが、いわゆる【値引き】と思って差し支えないと思います。その値引きの幅が5年前よりも大きくなっていることも分かりました。
【現在の[値引き率] 】: 2.475%-0.875% = 1.60%
【5年前の[値引き率]】: 2.625%-1.875% = 0.75%
つまり、住宅ローンの金利が現在過去最低水準なのは、単に「景気が悪いから」とか「デフレだから」という訳ではなく、銀行間の『住宅ローンのお客様争奪戦』の結果なのです。
もちろん、『景気が悪いから金利を引き下げて、お客様を呼び込もうとした結果』とも言えますが、事業経営の視点から見ると、これは最もやってはいけない、『値引き・安売り合戦』という訳です。
さて、話を戻します。
新聞記事(2012年2月17日の朝刊)に、次のような掲載がありました。
・金融庁は全国の銀行を対象に住宅ローンの検査を行う
・過当な低金利競争の抑制か?
また、当社にも銀行担当者からこんな問い合わせが届いています。
『 金利を元の水準に戻すための知恵ありませんか? 』
そうです。
銀行は、金利引き下げ合戦の結果、疲弊し反省しているのです。
金利を上げたいのですね。
生命保険には今では考えられない良い条件の契約を持ち続けている方もいます。
そんな保険を 『 お宝保険 』 と言ったりしますが、近い将来、2012年に組んだ人のローン契約を 『 お宝住宅ローン 』 と言っているかも知れません。
住宅ローン金利は現在、最低水準です。
近い将来、世の中の金利(例えば公定歩合)は変わらなくても、(銀行が値引き合戦を辞めた結果)住宅ローン契約金利だけ上がっている可能性があります。
「住宅ローンの金利が低いから、今が住宅の購入時期です」とは言いません。
でも、
「住宅ローンの金利が低い“今”、ローンを見直すチャンスです」とは言えます。住宅ローンの借換えは、今が最もお得なのかも知れません。
===================================
複数分野の専門家がくらしの中のお困りごとを解決する「すまいるファミリー」です。
松戸で「住宅ローン・税金・保険・リフォーム・不動産」にお困りの方、
専門家が無料相談に応じます。
ご興味・ご相談がありましたら、下記HPをご覧ください。